パニック障害克服記「途中下車」を読んで。
ども。ぽんひろです。もう5月も終わりになってしまいました。更新から1月経ってしまった。そろそろ梅雨入りかな〜。僕ももう少しで26歳になるなぁ。光陰矢の如し。
まぁ置いといて。今回はパニック障害を克服した北村森さんという方が書いた本を読んだ感想を書きます。一部を除きほとんど実話だそうです。治った人の克服記は大変貴重なので、参考になる考え方、行動の仕方などを備忘録としてもここに書いておきます。同じような症状に悩む方が読んだら参考になり、病気ではない人には新しい気づき、発見があればと思い書いてます。
今回は長くなるのであらすじ編と分析編に分けます。分析編には僕が考えたこと、感じたことをまとめているのでそちらも是非。
以下の本です。
北村森(2012)『途中下車:パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録』河出書房
著者の北村さんに関して。
日経トレンディという雑誌の編集長を2005年から2008年春まで勤めた方です。息子さんと奥さんと父の4人暮らし。30代で編集長に就き、1週間ソファで仮眠生活を送るなんてことも平然とある生活を送っていたところ、40歳でパニック障害を発症。飛行機、地下鉄、新幹線などに乗ると、汗が吹き出て恐怖に襲われる。他にも、緊張する場面の会議やプレゼンの場でも吐き気が止まらないなどの症状があったそう。
なんとパニック発作の症状も症状が起きる場面も私とほぼ同じ。親近感が湧く。笑
パニック障害で仕事を辞める。100万円で息子と旅に。
パニック障害を発症し、会社を辞めることを決めた北村さん。それまでは仕事しかせず、息子さんとの会話はほとんどなかったため、全く懐いていない息子さんとの時間を持つために奥さんに「100万円ちょうだい」と頼み、仕事をやめてリフレッシュする期間息子と旅行に出かけることを決めた。奥さんは「父親であるあたなに投資する」と100万円を北村さんに渡した。
無職になる夫に100万円くれと頼まれて渡す奥さんの度量の広さにも驚かされました。
息子さんとの旅を通じて病気が良くなっていく。
北村さんは今までやってこなかった息子さんの保育園への送り迎えや料理をするようになった。仕事を辞めた後も編集長時代からの依頼されていた公演などをしていたが、家計は奥さんが支えるように。北村さんと息子さんが旅行で訪れた場所は、河口湖、八甲田、立山、那須高原、石川、北海道、沖縄など。移動に新幹線を使うなどして、不安に襲われるが「息子となら大丈夫」との思いで、乗り物に挑戦する。最終的には沖縄に行く飛行機にも搭乗する。
退職して1年、会社に就職するがフリーランスに。
北村さんは家事をしたり息子さんとの時間を大切にしながら無職で1年間過ごし、その後は一度新しい会社に就職する。しかしその会社も1年で退職。理由は本には書かれていない。
次回に続く