ぽんひろの日記

The good you do for others is good you do yourself.

退職してフリーに

ども。ぽんひろです。12月は更新しなかったのでご無沙汰になりました。

 

仕事の報告です。こんな文章一体誰に需要があるのかという疑問もありますが、節目なので記録用としてブログを書きました。休職当初は復職を目指していましたが、会社を辞め、マスコミの記者としてのキャリアに終止符を打ちました。今後しばらくはフリーランスとして働きます。退職に至るまで考えた事や今後の事をつらつらと書こうと思います。誰の役に立つものでもありませんので悪しからず。

✴︎私から直接連絡できずこのブログで退職を知ったという方本当にすみません。

❇︎マスコミ各社の幹部や管理職から反感を買いそうなことも書きますが、あくまで個人的見解を述べるだけです。

 

辞めた理由

記者の仕事を続けながら自分の健康状態を保てない

会社が私に提示した復職する条件は一般的な記者として働けることでした 。具体的には、不規則な生活リズムの中での長時間労働、急な呼び出しなどに耐えられるかということです。私が記者として働いていた期間は帰宅後もいつかかってくるかわからない電話にビクビクしながら、水に濡れないよう会社用のスマホにタオルを巻いて風呂桶に入れてシャワーを浴びたり、寝る時はスマホを枕の横に置いて着信があったらすぐ出られるようにしたりしました。休みの日も事件事故が発生すれば電話がかかり、現場に駆けつけ写真を撮り原稿を書きます。休日に映画館で映画を鑑賞していて、スマホの電源を切っていて2時間電話に気付かず、上司にきつく説教を受けたこともありました。これらはマスコミ業界では当たり前です。

 

記者クラブ制度

日本にはマスコミ各社が行政などに対して円滑に取材を進める目的で記者クラブという組織があります。(この制度には批判も多く、本などで問題提起している方もいるので興味があれば調べてみてください。ここではメインの主題から逸脱するので、割愛します。)

記者クラブによって細かい規定は異なりますが、私が赴任していた地域では1年のうち数ヶ月間は幹事社になり、行政などとマスコミ各社の窓口になります。幹事社になった月は警察や行政機関から頻繁に電話があり、先方から聞いた内容を幹事社以外の各社に電話で伝えます。

例えば、「本日×時から県庁で緊急記者会見を行う」という内容を行政機関が幹事社に電話で伝え、幹事社がそれをマスコミ各社に電話します。

というように、幹事社の記者が電話に出られないと、マスコミ各社の取材に影響を与えますので重責です。

長くなりましたがこのような労働環境やマスコミ業界の現在の制度上、記者はスマホを肌身離さず持ち歩き、私にとってはそれが一番のストレスで、睡眠を妨げる大きな要因でした。

✴︎もちろん、全ての記者がこのような環境で働いてるわけではないですし、時短勤務で働いているママ記者もいます。

 

会社側は労働環境を整えられるか

会社側との話し合いで、労働環境は改善しなければならないとの問題意識を持っていることは伝わりました。しかし、マスコミの中でもとりわけ新聞・通信社は紙の新聞の収益が激減し、全国各地にある支局配属の記者は減っている中で、どうやって労働環境を良くするのか見えてきませんでした。私が記者だった頃は現場の記者などが知恵を振り絞り勤務時間を短くするようなシステムを上司に提案して承認してもらうことはありましたが、上司からは「メリハリをつけて働け」としか言われたことがありませんでした。

 

睡眠がしっかり取れればどんな病気にもなりにくい

一般論ですが、パニック障害などの不安神経症に限らず、睡眠がしっかり取れていればどんな病気にもかかりにくいと思います。私に限った話かもしれませんが、良質な睡眠はパニック発作を予防でき、上記のような生活を送っていると日々健康に過ごせないと考えました。

 

記者の仕事をなさる方々への尊敬の念は尽きません

そんなこんなで高校時代から目指していたマスコミの記者を辞めることにしました。決断するまで1年半かかりましたが、私にとってそれだけ重い決断でした。退職するまで気にかけてくれたり、話を聞いてくれた親族、友人、記者の仲間、先輩、後輩などには本当に感謝しています。今回の文章では辞めた理由を書いたので記者の仕事のネガティブな事柄ばかり列挙しましたが、今でも会社には感謝してもしきれないほどですし、尊敬している記者もたくさんいますし、記者の仕事にも敬意を払っています。ツイッターなどのSNSを開けばマスコミ批判が溢れる現代に何らかの意志を持って書き続け世の中に発信するのは貴重な仕事です。マスコミが叩かれるのは世論に影響を与える訴求力があるからこそだと思っています。だからこそ、批判に耳を傾けながらも忖度せず、謙虚かつ大胆にメディアはあるべきだと私は思っています。何だか偉そうですみません。。

 

 

今後の仕事

しばらくはニュースの編集の仕事をする予定です。フリーランスです。長くなったのでこれはまた別の機会に書きます。最後まで読んでくださって本当にありがとうございました、こんな駄文を最後まで読んでくれるとは世の中変わった人もいるんですね。笑

 

感想や書いて欲しいテーマなどを気楽にコメント欄に書き込んでいただけると嬉しいです。

 

ぽんひろ。